幕張で国内初開催へ レッドブル・エアレース 来年５月 １０万人の来場想定
レース専用の飛行機で速さを競う「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」の２０１５年シーズンの第２戦目が来年５月、千葉市美浜区の幕張海浜公園で開かれる。「世界最速のモータースポーツ」と銘打つ同大会は日本初開催。テレビ放映などを通じて国内にもファンはおり、主催者は２日間で１０万人の観客が訪れると想定。市も経済波及効果に期待している。
開催日は来年５月１６、１７両日。レースパイロットたちが専用飛行機を操縦し、高さ２５メートルのパイロンが複数設置された海上のコースを飛行し、タイムを競う。最高時速は３７０キロにも及び、パイロットには高い操縦技術や判断力、精神力が求められる。
１５年は７カ国８カ所で全８戦が行われる。アラブ首長国連邦のアブダビで２月に開幕し、１０月の米国ラスベガスが最終戦。幕張は２戦目になる。日本人の室屋義秀選手を含むパイロット１４人が出場する。
主催者のレッドブル・エアレースジャパン実行委員会は幕張海浜公園を会場に選んだ理由について、「日本一長い人工海浜がレース観戦に適している上、音楽イベントなど大規模な催事開催の実績もあるため」と説明。成田・羽田両空港からアクセスしやすいことから、「近隣諸国のファンにも観戦に来てもらいたい」と期待する。
市集客観光課の担当者は「商業施設やホテルなどへの経済波及効果が期待できる。会場は民間航空発祥の地である稲毛にも近く、大規模な飛行機イベントが開かれることは光栄」と歓迎する。大会名誉会長には熊谷俊人市長が就任している。
チケット販売情報など詳しくは大会ホームページ（http://www.redbullairrace.com/
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